楽天に出店したからといって、必ずしも成功するわけではありません。
知り合いが楽天に出店したのですが、思うように売上げが上がらず撤退した人がいます。他にも、付き合いのあるメーカーさんから色々な失敗談を聞いているので、今回は楽天に出店して失敗する人の特徴を書いてみました。
私が書いたことに当てはまるからといって、必ずしも失敗するとは限りませんが、一つの参考としてご覧ください。
楽天に出店して失敗する店舗の特徴

商品の利益率が少ない
当たり前ですが利益率が少なければ失敗する確率は高くなります。私が思うに仕入れ値は販売金額の50%くらいに抑えた方がいいです。高くても60%までで、それ以上になると結構厳しいかもしれません。
楽天に出店すると月額固定費・ロイヤリティー・決算手数料・送料などの諸経費が必要になり、大体25%くらい掛かってきます。(広告を出すともっと高くなります)
仕入れ値が60%+諸経費25%だと手元に残るのが15%なので、年間1000万円売っても150万円しか残りません。
これが仕入れ値50%になると(仕入れ値50%+費用25%=残るのは25%)、手元に残る金額が250万となり、100万円もUPします。利益の大部分は仕入れ値で決まってくるので、あまり利益が取れないようなら楽天への出店は見送った方がいいです。
諸経費が25%前後かかると言いましたが、楽天は売れば売るほど手数料が低くなります。実際、私が運営しているショップだと、楽天側に取られる金額(諸経費)は15%くらいです。
片手間での作業
私の知り合いは実店舗を運営しながら楽天に出店したのですが、片手間で作業をしていたので売り上げが上がらず撤退することになりました。
楽天に出店すれば、撮影、商品登録、メルマガ、発送などやる事は多いので、あまり時間を取れないようなら失敗する確率は高くなります。
楽天の通販だけに力を注げるならいいですが、他のこともやりながら片手間での運営を考えているならやめた方がいいかもしれません。
始めに自社サイトを運営したのですが、その時は片手間で作業してたので売れるまでに3ヶ月かかりました。自社サイトなのでアクセスが少なく売れずらいとは言っても、あの時しっかり作業してたら、もっと早く売れたと思います。
ちなみに、楽天は出店してからわずか1時間で売れました。楽天はアクセス数が多く、出店準備を頑張り商品数も多かったのが早く売り上げにつなげることができました。
とりあえず的な感じで始める
「ネットの時代だからとりあえず出店してみた。」こんな人も大概失敗します。これは税理士さんから聞いた話で、ネットショップを始めたはいいが、あまり力を入れずただ出店しているだけの人が多いと言ってました。
始めは誰もが分からない所からスタートするので、ある程度の勉強は必要です。覚えるのを面倒くさがれば、当たり前ですがうまくいきません。
とりあえず的なノリで楽天に出店するのなら、やらない方がいいですよ。
商材が少ない
絶対とは言いませんが、商材が少ないと失敗する確率が高いです。
最低でも100商品は揃えた方が成功する確率は高まると思います。
一応例外もお話しすると、楽天に出店しているショップで1商品だけを売っているお店があり、商材はスムージーでこれを沢山売っていたそうです。広告なども出してうまく成功したようですが、中々難しい戦略だと思います。
1つの商品だけ売る方が管理や手間が少なくて楽ですが、爆発的に売れるものでないのなら、沢山の商材があった方が確実に売り上げは上がります。
薄利多売
利益率が少ないと内容はかぶるのですが、「薄利多売」すなわち価格競争に陥ると自分の首を絞めるだけなので失敗する確率が高まります。
定価よりも安く売るのでよく売れるのですが、利益が薄くフタを開けてみたら全然儲からないなんてのもザラ。ある店舗は年商1億もあったのですが、利益がなくて撤退したと聞きました。
安売りばかりしていると、そういったものにしか興味のない人だけが集まってきます。安い物ばかり求める人はどちらかと言うと良いお客さんではないですし、クレームも多かったりするので良いことはないですよ。
楽天で成功するための秘訣とは?

競合店のリサーチ
- 競合がいくらの価格帯で商品を出しているのか?
- 競合の商品数はどれくらいか?
出店しても同じ土俵で戦えそうなのかを調べてください。
相手の販売価格が安すぎて太刀打ちできないなら、出店しても勝てる見込みはありません。価格だけが全てとは言いませんが、商品数が少なく価格が高いと失敗する確率は高いです。
逆に商品数が多いとアクセスが沢山集まりやすいので、売上も上げやすく成功する可能性も高まります。
あとは、楽天で取り扱ってるお店がない、アイデア勝負で売る自信がある人も強いです。
みかんを売ってるお店があったのですが、猫用のこたつとセットにしたら爆発的に売れたお店があります。単品勝負では勝てなくても、このようなアイデアで勝てる見込みはあるので、出店前に考えてみてください。
地道な努力ができるかがカギ
私のショップが年商1億円までに売り上げた秘訣は「地道な努力」だけと言っても過言ではありません。
競合他社は、広告や安売りして頑張っている所もありますが、私のショップは広告はやらず過度な安売りはしないで運営してきました。
週替わりのイベントを行ったり、展示会に行って競合では販売していない商材を見つけてきたりと、地道な努力でリピーターを付け売上を増やしています。
商品がオリジナルなら独占して売ることはできますが、そうでないならアイデア勝負しかありません。
安売りや広告を使う方法もありますが、利益を上げるのが難しくなるので、個人的にはそこに頼らない運営方法を考えることをおすすめします。
楽天に出店してダメなら他でも難しい

ここまで読んでいただき「楽天ではなく違う通販サイトに出店しようかな」と考えているなら、やめた方がいいです。
楽天に出店してダメなら他に出店しても失敗する確率は高いので、それならどこにも出店しない方がいいです。
売れる通販モールは「楽天・アマゾン・ヤフー」の3強ですが、この中でも最初に出店すべきは「楽天」か「アマゾン」です。
最近のヤフーはペイペイやポイント増量で集客数を増やしていますが、それでも楽天とアマゾンユーザーは多いので、最初に出店するならこの2つに絞ってください。
そしてどちらかに出店して余裕ができたら、もう1つも出店してください。なぜなら、どちらかで売れているなら、もう1つに出店しても売れるからです。
ネット通販で簡単に売り上げを増やすコツは多数のモールに出店することで、楽天とアマゾンは絶対に出店しなければいけないモールです。ここで失敗するなら他に出店してもほぼ失敗するので、ネット通販を諦めた方がいいでしょう。
私の知り合いやコンサルの話も交えてお話していますが、どのショップも他モール運営しており、売り上げは楽天とアマゾンの2強です。ヤフーで売れてるお店もありますが、新規で出店するお店はそこまでよくありません。
もし楽天出店に興味を持っているなら、楽天側に分からない事を質問してみてください。※質問する場合は資料請求が必要です。
相手はうまい話で出店を進めてきますが、楽天は電話サポートや勉強会などが充実していて、どのように運営したらいいか細かくアドバイスをしてくれます。
サポート力はネットの通販モールの中で1番なので、ネットショップを始めるなら1番やりやすいですよ。
資料請求すると成功の秘訣ノートがタダでもらえるので、それを見たり、楽天側と相談しながら出店を検討してみてください。
まとめ
楽天に出店して失敗する可能性について説明しましたが、初めて出店するなら楽天は1番良いモールだと思います。
なぜなら、電話サポートが充実している、楽天独自の勉強会がある、アドバイザーと相談できるなど、様々なサポートとアドバイスしてくれる環境が整っているからです。
アマゾンの出店もおすすめですが、アマゾンは「説明書を見て自分でやってね」スタイルなので、初心者には分かりにくいかもしれません。ただ、最終的には出店した方が確実に売り上げは増えるので、楽天の後に検討してみてください。
楽天に出店を検討するなら資料請求して「成功の秘訣ノート」を貰っておきましょう。あとは、担当者と電話することもできるので、分からない事を確認してみてください。
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※資料請求したからといって必ず出店する必要はありません。
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