「楽天とAmazon(アマゾン)のどちらに出店しようか迷ってる」
こんな悩みがある人に、5年以上どちらのサイトも運営してきた私からアドバイスすると
楽天とアマゾンの両方に出店した方が売上は増えやすいですよ。
私が運営しているショップは、楽天・アマゾン・ヤフー・ワウマ・ポンパレモール・自社サイトの6つなのですが、楽天とアマゾンで全体の7割の売上があります。
通販モールの中では楽天とアマゾンは2強ですので、どちらかだけ出店するという考え方はもったいないです。
ここでは、実際に私が運営してきて分かった楽天とアマゾンの違い、どちらのモールから出店すればいいかなどをまとめているので、出店前の参考にしてみてください。
楽天とアマゾンの両方に出店した方がいい理由

楽天とアマゾンの両方に出店した方がいい理由を簡単に説明すると3つあります↓
- アクセスが桁違いに高い
- 売れる商品が違う
- どっちかでしか買わない人がいる
商材によっては片方のサイトでしか売れないこともありますが、売れるチャンスは高いので両方出店することを検討してみてください。
では、その理由について詳しくご説明いたします。
アクセスが桁違いに高い
楽天とアマゾンは通販モールの中で2強と言われる存在で、どちらも物凄いアクセスを集めています。
楽天は月に33憶pv、アマゾンのpvは分かりませんが、楽天と匹敵するかそれ以上あります。
※pvとはページビューの略で、何ページアクセスあったかを表す数値です。
ちなみに、通販モール3番手のヤフーショッピングは月に4憶pvくらいですので、楽天は約7倍も集客力があります。ネット通販は「アクセス数×単価×購入率」で売り上げが決まるので、アクセスが多いモールに出店すると売れやすいです。
楽天とアマゾンはテレビCMや大々的なセールなどで積極的に集客を行っています。この2つのモールに出店しないというのは機械的損失とも言えるので、両方の出店を検討してみてください。
売れる商品が違う
私が運営してるショップは主にアパレルが中心なのですが、楽天とアマゾンでは売れる商品が少しことなります。
もちろんどちらでもよく売れる商品はありますが、楽天だけしか売れない、アマゾンだけで良く売れるなどの現象を何度も見てきました。
楽天とアマゾンでは客層がことなるので、そういった違いから売れる商品も若干変わっているのだと思います。
「楽天だとこういった商品が売れやすいんでしょ?アマゾンだとこれは売れないよね?」なんて固定概念がある人もいますが、それは出店してみなければ全く分かりません。
過去に予想外の物がアマゾンで売れてビックリしたことがあります。本当に何が売れるかは分からないので、どちらにも出店してご自身で確かめることをおすすめします。
どっちかでしか買わない人がいる
楽天だとポイントを大切にしている人がいるので、他のモールで買うことをためらう方が多いです。一方のアマゾン派の人ですと、楽天で商品を探すのがめんどくさいという声を多々聞きます。
逆に楽天の方が使いやすいという人もいますし、今はモールにお客さんが付いてしまっていることが多いので、取り逃さないようどちらにも出店するのが良いというわけです。
多くの人は値段の安さを比較して商品を購入する傾向にありますが、いつも楽天で買ってる人はアマゾンの方が安くても楽天で購入されたりします。
値段の差にもよりますが、少しくらいの差なら購入に慣れている方を選ぶ方も多いですし、逆に値段の比較なんてせず、いつも使っているモールでしか買わない人もいるのです。
「楽天にないならいらない」なんて人もいるので、片方だけ出店するのは機械的損失になりやすいと言えます。
私が経験したアマゾンと楽天の凄さ
冒頭で6つのショップを運営してるとお話しましたが、私が1番始めに通販を始めたのは自社サイトからでした。
順番で言うと、自社→ワウマ→楽天→アマゾン→ポンパレ→ヤフーの順番で出店していったのですが、現在の売上比率はこのようになっています↓
- 楽天:37%
- アマゾン:37%
- ヤフー:14%
- ワウマ:6%
- 自社サイト:6%
- ポンパレモール:0%に近い
※ちなみに売上は年間で1憶ほどです。
先に自社サイトとワウマに出店していましたが、1年以内には楽天に売上を抜かされました。アマゾンについても同じようなスピードで売上を抜かされています。
とにかく楽天とアマゾンの集客力は凄く、ネット通販をするなら避けては通れないモールです。
コストがかかるので出店をためらう人もいますが、コストを上回るアクセスを流してくれるので、この2つのモールから出店するのが間違いないと言えます。
運営側から見るアマゾンと楽天の違いについて

楽天とアマゾンの両方に出店した方がいい理由は説明したので、次は私が運営してきた分かった両社の違いについて説明いたします。
詳しく書きすぎると長くなってしまうので、
- かかるコストの違い
- 販売形式の違い
- 作業の手間の違い
上記3つのポイントの違いだけお話いたします。
かかるコストの違い
月額の固定費、出店手数料、その他にかかる細々した手数料などを計算すると、私のお店だと1商品売るごとに楽天に18%、アマゾンに20%ほど取られています。(送料も含め計算しています)
ちなみに、楽天ですと売上が少ないほど手数料が高くなるので、月に100万前後の売上だと25%前後は取られるでしょう。(送料も含め計算しています)
一方のアマゾンについては、販売手数料が商材によってことなります。アパレルだと15%取られるのですが、カメラだと8%なので、商材によってはアマゾンの方がコストは安いです。
私のお店の場合ですと楽天の方がコストは低いのですが、販売する商材、売上によって手数料が変わってくるので、一概にどちらが安いとは言えません。
販売形式の違い
楽天は自分達のお店を持つのでページのデザインなど自由に設定できますが、アマゾンだと基本的にお店ページはありません。
アマゾンは通販モールの中でも独特の販売方法を取っており、アマゾン全体で1つのショップを運営してる風に見せています。
楽天やヤフー・ワウマなどの通販モールですと、モールに入ったらお店がたくさんあり、各お店に入店してからお買い物をする感じです。なので、まとめ買いなどで購入単価を増やす対策ができます。
アマゾンは商品をアマゾンモールに登録している感じなので、まとめ買いをしてもらう対策はできません。お店ページを作らず運営できるメリットはありますが、単価を増やす対策ができないのがデメリットと言えます。
作業の手間の違い
商品の登録はアマゾンの方が慣れてしまえば手間がかかりません。アマゾンだと同じ商品が出品されていれば、そのページに自分達が持ってる在庫を販売できる仕組みとなっているので、写真も撮らず出品することができます。
しかし、それ自体がデメリットになることもあります。
同じ商品を販売しているので結局は価格競争に陥り、安い店舗の在庫しか売れていきません。アマゾンでは1番安く買える店舗の購入ボタンが表示される仕組みとなっているので、最終的には薄利多売で売ることになり体力勝負に発展しやすいです。
楽天ですと商品の出品はお店ごとにする必要がありますが、商品の写真をキレイに撮ったりして購入を促すことができます。他店と価格で争うこともありますが、他の商品とついで買いされることもあるので、必ずしも値段だけが全てではないのです。
アマゾンは競合が強すぎることもある
楽天とアマゾンにはたくさんのお店が出店しているので、オリジナル商品でない限り競合は必ずいると思います。
どちらのサイトにも利益度外視で販売されるお店はありますが、アマゾンだと無茶苦茶な値引をしてくる出品業者がいるので対応できないかもしれません。
無茶苦茶な出品業者とは「アマゾン」のことで、アマゾン自体が仕入れて販売してるのですが、シーズンを過ぎて売れ残る商品(例えばアパレル)だと対抗できない値引きをしてきます。
他にもアマゾン限定でオリジナルサイズを作ったり、アマゾン内で売れてる商品は独占してくるかもしれません。
相手は超巨大企業ですので資金力が全然違います。安売りしたら確実に負けますし、市場から追い出される可能性があることを知っておいてください。
楽天とアマゾンのどっちから出店すべき?

ネット通販初心者の場合は、楽天からの出店がおすすめです。
理由としては楽天は電話サポートが充実しているので、運営で分からないことは何でも聞くことができます。また、動画やセミナー、他の店舗オーナーとの交流会などもあり、売れる通販ショップを学びやすい環境作りがされているからです。
一方でアマゾンの方は「説明書を渡すから自分でやってね」スタンスなので、ネット通販初心者だと戸惑うことが多いかもしれません。他のモールとは違い商品の登録方法が独特ですので、慣れるまでは大変だと思います。
ちなみに、楽天に出店すれば、登録してる商品データをアマゾンに一括で登録することも可能です。外部の商品移行システムとの契約が必要ですが、手間をかけずアマゾンへ出店できます。
楽天は電話サポートや売れるノウハウを教えてくれるのが初心者には役に立つので、最初の出店先として検討してみてください。
まとめ
楽天とアマゾンは、どちらも圧倒的なアクセスを流してくれるので、運営コストがかかってもその分売上が作りやすいモールです。
最初はサポート力が強い楽天に出店がおすすめですが、売上が作れてきたら早めにアマゾンにも出店してみてください。
あとはヤフーやワウマなどのモールにも出店していくと、少ないコストでより早く売上を作ることができます。
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※資料請求したからといって必ず出店する必要はありません。
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